グルーバッグの本が出版されるまで(5)
【グルーバッグの本が出版されるまで(5)】
前回は、生地決めについて書きました。
この頃には担当のAさんがマンガで言うところの、
絵コンテのようなものを作ってくれているので、
それに合わせてバランスよく生地を配置していきます。
見開きで同じバッグの見せ方を変えたり(置いたり、モデルさんが持ったり)
もちろん、こちら推しの生地がすべて希望通りOKとなるわけでは無く💦
似たような生地や色の合わない物は排除されて、
時間をかけて選んでも、結局は没になったものも多くあるし、
別のページのバッグに回した生地も。
そんな中で、昔の制作当時のままを再現したものもあり
キューブバッグ、ガレットバッグは無地のリネンにイニシャルワッペンやツイード
最近の作品では、ばね口ポーチの無地ベルベットなどがそうです。
王道過ぎではありますが、私の大好きなテイストです。
イニシャルなどは、昔取った杵柄でミシン刺繍で作ることも出来たのですが、
本を購入する方々がミシン刺繍をするわけでは無く、
再現しにくいものは基本使わないという事で、これは却下(笑)
イニシャルワッペンは楽天で購入して貼りました!
今の時代、シンプルでオシャレなワッペンも簡単にネットで購入出来るんだなぁ~♪
私はこちらで購入させていただきました💕
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生地選びと同時にバッグの「作り方」に着手します。
この頃になると、あれもこれも同時進行になってきて
コロナ禍で鈍りに鈍った頭の回転が追い付かず、
頭がパンクしそうな日々💦
「作り方」のイラストは『fe’ve et fe’ve』Cさんが担当して下さることになりました。
以前カルトナージュの本の工程を担当されたことがあるそうで、なんとなく親しみが♪
実用書を作るにあたって最も重要な作業が、
この「作り方」を如何に正確に分かりやすく描くか、です。
私はこの「作り方」イラストを描く作業に対して、非常に興味を持っていて(笑)
JGBAのテキストをイラレで毎回泣きながら作っている私にとっては、
実用本の「作り方」を担当する方は、神!!!のような存在です💕
前に、この仕事はどんな会社が扱っているんだろうと、調べたことがありましたが
なかなか見つからなくて😅
テクニカルイラストなるものには辿りついたのですが、
それは家具の組み立て方とかボルトのはめ方とか、トリセツのイラスト等で、
それはなんか違うな~???
結局は、才能ある個人の方が、
紹介所的な会社に登録して、仕事を受けてるんじゃないかと
勝手に妄想しました(笑)
「家政婦は見た!」の紹介所的な・・・全く根拠はありませんが💦
次回に続く・・・
9月30日にKADOKAWAから発売されました♪
♪募集中のレッスン♪
「がま口バニティ」のワークショップを開催いたします。
生地は当日お選び頂きますが、モコ生地をご用意いたします。
9/30発売の『縫わずに素敵なグルーバッグ』にも掲載される
カルトンもケント紙も使わない、JGBAオリジナルの縫わないソフトな
『がま口バニティ』です♪
ワークショップでは、他のがま口作りにも役立つコツや
目からウロコのアイディア等レクチャーいたします!